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理紗にメールを送ってみようか・・・。
ふとそんな事を私は考えた。
他の二人に比べたら直接話した回数は少ない。
だけど、何故かそんな考えが浮かんだ。
考えていても仕方が無いから、私は理紗にメールを送った。
よくありがちな、現在の状況についてだ。
すると。
『今?美紀と泉と遊んでる』
そう返ってきたから私はあえて返事を返さなかった。
今返事を返しても迷惑なだけだろう。
電話帳を見る。
あまり話した事のないクラスメートの名前を見つけた。
私は迷いながらもそのクラスメートにメールを送る。
『あまり話した事ないけど・・・、メールくらいしてもいいかな?』
返事が来る事は期待していなかった。
元からあまり話した事もないクラスメートだったから。
だけど、一日経ってから、返事が来た。
『うん、いいよ』
拒絶などではなく、承諾の、返事。
嬉しかった。
私はすぐにそのクラスメート―凪―に返事を返した。
『有難う。これから宜しくね』
あまり文章が思いつかなかったけれど、これだけ、言えた。
そういえば、凪とは修学旅行の部屋割りが一緒だったっけ・・・。
いい機会だし、仲良くなっておきたい。
そう思った。
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