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神影・・・お前は覚えているか?
あの時あの場所を。
「竜也・・・副会長なら仕事してくれないか?」
「フッ・・・誰がお前の命令など聞くか。」
「一様・・・会長なんだけど?副会長の竜也さん。」
・・・副会長を強調して言うことか?
家柄はオレの方が上であろう?
まぁ・・・家になど帰っていないがな。
はぁ・・・お前は覚えているか?
オレは覚えている。
あの場所を。
初めてお前と会ったあの場所を。
忘れる訳がない。
あの時お前と会ったから、今此所にオレがいるのだから。
あの時、オレの考えが変わった。
お前が変えてくれたのだ。
人を信じることを。
人を愛することを。
人の尊さを・・・お前から学んだ。
お前が・・・オレに教えてくれたのだ。
人に対する接し方も・・・お前は教えてくれた。
接し方は昔より優しくなっただろう。
全て・・・お前のおかげなのだ。
神影・・・お前のな。
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