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翌年。前年にあんな事があったとは言え、もうオバサン。小学生の子供の居る母親。
路上での痴漢など全くと言って良いほど警戒しなくなっていた。
仕事からの帰り道。最寄り駅を降り10分程の道のり。
家が進行方向の左側にあるので左側の歩道を歩いていた…無防備に。
右側を車が何台も追い越していき…途切れた。少しするとバイクの音。
スーパーのビニールを両手に持ってはいたものの貴重品はいつも車道と反対側に持っているから気にせず歩き続けた。
近づいてきたはずなのに音が消えた。
不思議に思い、顔だけ振り返った瞬間…私の右胸を心臓をえぐり取るかのように鷲掴みにした。
そして逃げた…。
私はビックリして放心状態。
バイクをボーっと見送ってしまった…。
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