路上にて①

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相変わらず同じ人と付き合っていた私。 結婚の話しも決まり毎日がHAPPYだった。 いつものように職場からの帰宅途中。 最寄り駅から自宅まで徒歩10分ほどの道のり。 車通りもそれなりにある真っ直ぐな道を右側通行で歩いていると後方から自転車の音。 偶然にもその時は車が通って居なかった。 私は振り返る事なく更に右端に寄った。 私の左脇を自転車が横切る瞬間、左側から何かが飛び出してきた。 驚いて、とっさに左手で払いのけると男の腕だったらしくヨロめいていた。 そして捨て台詞。 「覚えとけよぉ!!」 恐い目にあったにもかかわらず笑ってしまった。
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