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「―――では、選手の皆さんは指定の場所に移動してくださ~い」
選手達は続々と移動し始める。
「え~と、僕達はここですね」
銀時達も、長いテーブルの前に用意された椅子に座る。
「意外に参加者は少ないんだな」
銀時は辺りを見回す。
ざっと見て、15チーム程だ。
「ですね。でも油断禁物ですらかね」
「ブラジャー」
「神楽ちゃん、ブはいらないから。ラジャーだから」
新八、冷静なツッコミ。
「はい、皆さん席に着きましたね。今から始まる予選では、15チーム中5チームが準決勝に行けます。頑張ってください。…それでは!予選の食べ物はこちらです!!」
選手達の前に続々と皿が運ばれてくる。
皿の上にはそら豆のような豆が10粒置いてあった。
「この豆は宇宙豆といって…(中略)…つまり1粒食べただけでお腹が膨れる優れものなんです!」
森田の長い説明に選手も観客も疲れ気味だ。
「皆さん元気ありませんね?そんなのではこの勝負に勝てませんよ?」
きっと誰もが「お前のせいだよコノヤロー」と思っているに違いない。
「まあいいでしょう。さあ、いよいよ始めましょう!カウントダウン、3…2…1…始め~!!」
森田の掛け声で選手達は一斉に豆を頬張る。
いよいよ戦いが始まった!
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