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―――万事屋
「ねぇー、銀チャン銀チャン」
神楽はソファーに寝ている銀時に話し掛ける。
「………」
「おーい」
「………グー…ガー」
「起きるアル」
ズムッ!
神楽は銀時の腹に蹴りを加えた!
銀時に80のダメージ!
「ゥわぶぇっ!いてぇ!…てめー、いきなり…」
銀時は衝撃のあまりソファーから転落していた。
「起きない銀チャンが悪いネ」
神楽は悪びれた様子もなく言う。
「んだと?おまっ、子供だからって調子乗ってると…」
「あぁ、銀さん起きたんですか。おはようございます」
銀時が神楽にメンチをきってる所に、新八登場。
これで万事屋トリオ完成である。
「んだよ新八、いたのか」
銀時は眠そうに目を擦りながら新八に尋ねる。
「いましたよー。もうお昼ですからね」
新八は時計に目をやると、針はもう12時を過ぎていた。
「まだ昼じゃねーかよ…」
銀時はまたソファーに横になり、寝はじめた。
「いや、起きろし!今起こしたばっかだし!もう昼だし!」
「うっせー、童貞(シンパチ)」
「おいぃぃ!今何と書いて新八と読んだんだゴルァ!!」
「童貞(シンパチ)うるさいネ、『いいかも』に集中できないアル」
テレビには、大きなサングラスをかけた司会者が
「いいかも~!」と叫んでいる。
「お前もぉぉ!!何て書いて新八と読んだぁぁ!!!」
昼から騒がしい万事屋。
これがいつもの風景だそうで。
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