第3章~キミの名は…

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昼休みになり僕は屋上で1人パンをかじる。そして、また空を見上げ彼女の事を考える。すると、後ろから僕を呼ぶ声がした。 「雪人、1人でお昼??っていうかボーッとしちゃって何かあったの??もしかして恋してるとか??」 幼馴染みの美沙だ。彼女とは家が隣りで幼稚園の頃から今までずっと一緒だ。 「こ…恋なんてしてないよ。ただあまりにも空が綺麗だからただ見てただけだよ。」 僕は美沙にこう言った。僕が恋をしている事はまだ内緒にしておこう。 「アヤシイ…まぁいっか。でも、恋をしたらいつでも相談してね。」 と言い美沙は僕の隣りに座りお弁当を食べていた。 結局、午後の授業もうわの空まま終わり放課後を迎えた。僕は樹といつものように会話をし教室を後にした。 (今日から新しいバイトが入るらしいが男だろうか…それとも、女の子だろうか…まぁどちらでも仲良くやれれば問題はないが…) こんな事を考えながら僕はバイト先に向かった。
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