第3章~キミの名は…

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教室に着くと樹が声をかけて来た。 「おはよう、雪人。今日は遅刻しなかったな。」 そう、僕は寝坊して2限あたりから授業を受ける事が多かった。樹が言うように僕が朝から教室にいる事は珍しい。 「おはよう、樹。今日は珍しく目覚めがよかったんだ。たまにはちゃんと1限から授業受けないとな。」 僕は樹に返事をした。本当は目覚めが良かったわけではないが… HRが終わり、授業が始まった。僕は窓の外の澄んだ青空を見ながら昨夜の彼女の事を考えていた。 (また会えないだろうか…)
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