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『珠己が泣くの…貴方を失ったらあの娘は…私達の願いも虚しく死んでしまうわ!あの娘には貴方が必要。私達も貴方がいてくれるから安心出来るわ。お願い…あの娘の側に戻ってあげて…あの娘を……』
掴まれた手に温もりを感じた時、『はい』と力強く言った
『路はあっち。珠己の願いが強いから輝いているでしょう。亮介君は生きて…生きて、私達の分まで珠己を愛してあげてね』
任せて下さい…と言った瞬間に輝く路が目の前にあり、後ろに立つと二人の笑顔に見送られた
リョウ「俺がここに来たかったんだ。お礼を言わなきゃって…話をしなければいけないと思って」
膝まづく珠己の横に同じく座り頭を下げた
リョウ「珠己を救ってくれてありがとうございます。俺を導いてくれてありがとうございます」
線香を供えると、煙が揺らぎ天に向かうようにあがる
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