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力強く言う亮介の言葉が響いた
しん…として静まる墓地に響き、その声に亮介の手を自然に握っていた
タマキ「ママ…パパ…私の夢。亮介さんのお嫁さんになる事…叶うの。ママが救ってくれたから、ママとパパがいたから亮介さんに出会えた。幸せになっていいよね?ママとパパみたいに仲の良い夫婦になりたい。私を愛してくれたように、いつか子供を産み愛したい。亮介さんと、亮介さんのご両親と生きて行きます。私……亮介さんと結婚します」
亮介と目を合わせ、二人で照れたように笑った
瞬間
ぶわぁっと風が吹き付け、回りの木々がざわざわと揺れた
ぐしゃぐしゃになった髪を手ですくい、閉じた瞳を開き墓石を見た
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