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立ち去りたい気持ちでいっぱいで、それでもここを通り抜けないとバックも取りに行けない
うつ向き加減になる背中をポンと軽く叩き
ミキ「行こっ!」
知らないふりして通ればいいからと手を繋ぎ3人の前を通り過ぎようとした
ユウ「珠己!ちょうど良かった!」
声をかけられビクッとなる
ゆっくりと近付く先輩に向かい口を開いたのは美希だった
ミキ「珠己に触らないで下さい」
ユウ「?何怒ってんの?それより春日に関係ないだろう?彼氏は俺!」
ミキ「あら?珠己は別れたいと言ったそうですが?余りしつこいとみっともないですよ?女々しいのも気持ち悪いですし!」
ユウ「お前には関係ないだろ!珠己と俺の問題だ!第三者は黙ってろ!」
痛い所を突かれ、流石に声を荒らげる鞆田が珠己の手を奪い外へと連れ出した
その後に美希の心配そうな声と呆れる二人の先輩の声を聞いたような気がした
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