序章

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2008年、旦那と私はまだ結婚しておらず、彼は医療関係の大学に通っていました。 彼とは高校が一緒で、私は保育の短大に通っていたのですが交際は順調に続いていました。 彼、斎藤裕也が自分の体の異変に気づいたのはその年の梅雨時のことです。 以前から右肘の痛みを気にしてはいたのですが、疼くほどに悪化したらしく私は病院に行くことをすすめました。 その後肘の痛みについて彼から口にすることはなかったので私はすっかり忘れていました。
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