# 06

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「アツキ?何かあった?」 恐る恐る聞いた。 アツキは、「なんでもない」と言うと話を変えた。 「そういえば、ハルカ。話があるって言ってたけど。何?」 アツキが思い出したように聞いた。 「えっと…」 急に緊張が走る。 心臓が痛いくらい激しく鼓動を打つ。 「あのね、アタシ…」 アツキが黙って私を見る。 「アタシ…アツキが好きなの。」 上手く口が回らず、つまる… 私はアツキを直視出来ずに、下を俯いた。 沈黙が続く。 今の私には、すごく永く息苦しい感じがする。 この場から逃げ出したかった。
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