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「愛してる」
初めて言われた日
私は泣いた。
切なかった。
優しい声も
笑顔も
私を虜にした。
ほんの数時間だけ
アツキの全てが私のものだった。
数時間
アツキに貰った愛や温もりを抱きしめ、
私は一人になる。
髪を撫でる感触や
耳に残る声
抱きしめられた温もり
忘れないように自分の全てに刻み込む。
そしたら
きっと寂しくない。
ほんとか嘘かわからない「愛してる」が
私には全てだった。
たとえ
嘘でも、私はよかった。
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