川遊び

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「悌次郎、僕はもう気にしていませんから」 「…むぅ。サダくんがもう良いって言うんなら良いんだけどぉ…」 じと、と悌次郎は織之助殿と茂太郎様を睨んでから、僕を振り返ってにっこりと笑う。 「サダくん! 二人はあんなだけど、今日は僕と思いっ切り遊ぼうねぇ!」 僕と、の部分が強調されていた気がするが気のせいにすることにする。 僕に笑いかける三人の顔を見渡して、僕も自然と笑った。
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