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辺鄙(へんぴ)な所に来たー…
蛇塚アオイ、17歳の春。
俺は一人、大都会から田舎へ帰らなければいけなくなった。
理由は父さんの仕事の都合。
つっても、父さんは母さんとラブラブしたかっただけだろうけど。
「いい年した大人が自分達がイチャイチャしたいからって可愛い息子を田舎に帰すなよ!」
俺は乗客がほとんどいない車両でブーブー文句を言っていた。
「はぁ…田舎ってつまんねぇんだろうなぁ…。」
文句言った所で誰も聞いてねぇけど…。
でも、言いたくなるよな!?電車乗ってて窓の景色が山しかなかったら!!(壊
このままじゃ気が変になりそ…早く着いてくれ(泣)
俺の願いは虚しくも敗れ、後2時間は山を見続けていた。
<スター村>
やっとの思いで父さんの田舎に着いた…。
「スター村…センスねぇ。しかも周り森しかねぇよ…。」
田舎じゃない、ド田舎だ!ド田舎!!
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