同情と言われても

16/31
1474人が本棚に入れています
本棚に追加
/157ページ
「今母さんから聞いたけど、兄貴…梢ちゃんの事、お母さんって思ってるって本当?」 「うっうん。」 私は会長の母に気を使いながら頷いた。 「でもっ、混乱してるだけだと思うから。」 私はそう思いたかった。 「なんかごめんね。迷惑かけたよね。」 私は首を横に振った。 「私をかばって怪我したの。私に出来る事なら、なんでもするから!」 そう言った私に拓海が言った。 「学校来いよ。」 私は力強く頷いた。
/157ページ

最初のコメントを投稿しよう!