今更

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9時過ぎに槇斗の部屋に明かりが点った。 私は槇斗の部屋の窓を叩いた。 槇斗は虚ろな瞳で私を見ていた。 「なぁに…?」 力無く女言葉で話す。 「もう…いいから…今まで本当にごめんね。違う!ありがとう。」 私は槇斗の頬を触った。 「えっ?」 槇斗は目を丸くして私を見た。
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