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そこから……
宝が数歩ばかり歩いた所で、
豊和は駆け足で
彼女の背後を追い掛ける。
必死の形相で
追い掛けた豊和は、
即座に宝の背中から
彼女を抱き締めて見せる。
宝の足が止まった。
背後から抱き締める豊和と、
立ち止まったまま
口をつぐむ宝。
夕日の見える
水族館をバックに、
💓😌😌✨ 二人の
時間は凍結した。
まるで
空気まで止まって
しまったかの様な静寂
……沈黙は、
数十秒ばかり続き――。
『💡😌💓 宝……。
――愛してる。
俺にはもう……
本当にキミしかいないんだ』
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