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あの日と同じ
風の匂いがした
遠い記憶を
呼び覚ます
手を繋ぐことさえ
緊張していた
あの日の
キミと僕
何もかもが初めてで
『失う』意味が解らずに
ただストレートに想いをぶつけては―すれ違う
涙が止まらなかった
『失う』意味を知ったとき
素直になれなかったことを
悔やんだ
あの日と同じ風の匂い
キミも何処かで
気付いたなら
僕を最初に思い出してほしい―
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