第弐幕:光

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  ある日曜の昼下がり。彼は所用で駅に向かっていた。   世界は真っ暗 何も無い。   何も無いけど 何かある。   そんな彼の風景は、感覚が研ぎ澄まされる内に、彼独自の風景として彩られていた。 匂いや音、記憶、温度、そういったもの達が、彼の景色に“光”を差している。  
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