第壱幕:雨音
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道の角を曲がってバスがやってくる。 水溜まりを弾き飛ばし、その巨体を器用に操り、バス停の横に停車した。 車内は、乗客のいない空っぽの状態。 その巨体に吸い込まれるように、バスを待つ人々は乗車していく。
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