第壱幕:雨音

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  最後尾のお婆さんが乗車すると、車内の座席はすっかり埋まり、一つしか空いていなかった。   他の座席は全て子供達が座っており、何を喋っているか分からないが、周囲を気にもせず、英語でけたたましく会話をしている。   そんな時、お婆さんは、唯一空いている座席の前に立つお爺さんに気付いた。  
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