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「ここから一番近い町だと、車でも2、3日はかかるわ」
「構わない、そこまで行く地図がほしい」
「いいわ、けどその腕」
「ん?」
ゼロの右腕は金属で包まれたようになっていた
「さすがにそれは隠さないと州軍に捕まるわ」
「はぁ、何かあるか?」
「布でいいなら、あと食料と・・・」
「布と地図だけでいい」
「待ってて」
ティプトリーはトレーラーの中に入り、荷物を持ってくる
「あの子はどうしたの?」
ゼロは右腕に布を巻く
「エウレカのことか?途中ではぐれた」
布を固定して立ち上がる
「そう、今いるのはこの森よ、一番近い町はここ」
地図の1つの町を指す
「分かった、ありがとう」
ゼロは行こうとするが、ティプトリーがそれを止める
「歩いていくつもり?」
「あぁ」
「待ちなさい、歩いてたら途中で倒れるわ」
ティプトリーはトレーラーの横から何かを持ってくる
「バイクか」
「少し型は古いけど、動くはずよ」
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