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「で?何がしたいんだ?二人を追いだしてまで」
二人が部屋を出ていってからゼロが起き上がる
「その腕のことだ」
ゼロの腕を指す、その形は少しずつ腕に鎧が付いたような形になっていた
「これか?」
「あぁ、その腕の主成分は「イマジノス」で形成されている、どういう意味か分かるか?」
「さっぱりだ」
ゼロは頭のキズを抑えながら答える
「簡潔に言えば・・・全身のナノマシンがその腕に集中している」
「だからこんな形になったのか?」
「そこまでは分からない、あくまで仮定の話だがその腕が「完全」な機械に成り果てた時君は・・・ただの強化人間になってしまうだろう」
「ただの強化人間だと?たかが腕だぞ?」
「あぁ、だが君のAMS適性も下がりはじめている」
「ウソだろ・・・」
「本当だ」
「じゃあ、ナノマシンごとAMS適性が無くなるってわけか?」
「あくまで仮定の話だ」
「どうすればいい?」
「どうしようもない・・・私も経験したことのない症状だ、手のつくしようがない」
「はぁ、まぁいいさ、そのうち何とかなるだろ」
「君は奇跡を待つのかい?」
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