トレゾアからの贈り物<後編>

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「奇跡?そんなもんじゃないさ」 ゼロはベッドに横たわる 「もし奇跡が起こるなら、まずオレを何とかしてほしいな」 「なら気長に待つとしよう」 「やっぱりナノマシンなんて見つからないよ!あれ?起きたの!?ゼロ!」 ガリィが医務室に入ってくる 「あぁ、心配かけたな」 「良かったー!!」 ガリィはゼロに抱きつく (ま、今ぐらい、いいだろう・・・) ゼロはガリィの頭を撫でる、その頃コンゴウはそこらじゅうを走り回っていた 「やぁお見舞いに来たよ」 そこにモリタが入ってくる 「アンタは確か、オレたちにあのボードをくれた・・・」 「モリタだ、ここのトレゾア技術研究所の所長だ」 「そうか、ボードくれてありがとな」 「お礼はいらないよ、あのボードは新しく開発したものでね、軽量化とバランスの性能を極限まで高めたものなんだ、あとは好きに使ってくれてかまわない」 「そりゃありがたいな」 「じゃあ身体に気を付けて」 モリタは医務室を出ていく 「アイツ・・・これだけのために来たのか?」
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