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「奇跡?そんなもんじゃないさ」
ゼロはベッドに横たわる
「もし奇跡が起こるなら、まずオレを何とかしてほしいな」
「なら気長に待つとしよう」
「やっぱりナノマシンなんて見つからないよ!あれ?起きたの!?ゼロ!」
ガリィが医務室に入ってくる
「あぁ、心配かけたな」
「良かったー!!」
ガリィはゼロに抱きつく
(ま、今ぐらい、いいだろう・・・)
ゼロはガリィの頭を撫でる、その頃コンゴウはそこらじゅうを走り回っていた
「やぁお見舞いに来たよ」
そこにモリタが入ってくる
「アンタは確か、オレたちにあのボードをくれた・・・」
「モリタだ、ここのトレゾア技術研究所の所長だ」
「そうか、ボードくれてありがとな」
「お礼はいらないよ、あのボードは新しく開発したものでね、軽量化とバランスの性能を極限まで高めたものなんだ、あとは好きに使ってくれてかまわない」
「そりゃありがたいな」
「じゃあ身体に気を付けて」
モリタは医務室を出ていく
「アイツ・・・これだけのために来たのか?」
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