セントラル島3

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「あいつ、依菜のカミカゼも跳ね返したのか……?」 そう言いながらユリゼンを見ると、ユリゼンは刀を振り降ろした体勢のまま止まっていた。 それを見て啓祐は納得した。 「いや、違うか……。 むしろカミカゼは依菜を助けた。 あのままだと、依菜は攻撃を受けていたからな……」 「い、依菜ちゃんはどこに消えたの?!」 「多分、運悪くあの石盤に触れて元の場所にテレポートしたんだろうな。 帰る時は触れるだけで良いらしい。多分、最初にテレポートしてきたドラゴンも同じように来たんだ。 でもすぐに依菜が戻って来ないことを考えると、一度帰ってしまうと簡単には戻って来られないのかもしれない」 さらにこちらへ距離を詰めてくるユリゼン。 しかしその横からジョンが現れた。 ジョンは獣化した手でユリゼンの頭を掴み、地面に叩き付けた。 地面にヒビが入るほどのパワーだが、啓祐はこれを見て鳥肌が立った。 もしこのダメージが自分に返ってくるものだとしたら……。 「ぐぉっ!?」 次の瞬間、ジョンの動きは止まった。 ユリゼンから離れ、フラフラと地面に座り込んだ。 「オーイエー……頭が割れそうだぜ……」 しかし倒れたユリゼンに、魁斗が斬りかかる。 「やめろ!無駄だ!」 啓祐は、魁斗が本気で攻撃しようとしているのにその構えでわかった。 しかしその本気のダメージは全て魁斗自身に返ってくる……。 (こいつへの攻撃は全て無駄なんだ……) 「"キルザキング"!!」 しかも魁斗は、死属性攻撃を繰り出そうとしていた。 魁斗がユリゼンを斬った軌跡が黒い光と共に淡く残る。 魁斗は平然とその場に立っていた。 ダメージを受けていない。 「お、おぉ……!」 今まであれだけのカウンターを受けてきたというのに、魁斗のキルザキングだけはカウンターされなかった。 (こいつへの攻撃方法はわかった。後はどこまでがセーフなのかだ) 魁斗は次の手を構える。
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