生きる灯

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縋るような気持ちで携帯を勢いよく手に取り、思い切ってサイトの扉を開いた。 私の作品を読んでくれる人なんて居るんだろうか。どうか、どうか誰かの目に留まっていますように。 一人でもいいからコメントを寄せてくれていますように。 胸の前で両手を合わせ天に祈った。そして、高鳴る胸を両手で押さえながらゆっくりと深呼吸をすると、私は恐る恐る自分の本棚に目を走らせた。
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