悲憤慷慨のΘ

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「アカネさん、Θに興味があるの?」 夕暮れの日差しが放課後の教室を明るく照らす中、彼は私に話しをかけてきた。 「なんで、わかったの?十六夜くん」 私は十六夜くんに初めて話しかけられたから、少し戸惑った。 それに、あんなに物静かな十六夜くんがΘの事を話し出す事に私は驚いた。 「いつも、ずっとずっとキミばかりを見ていたんだ。すべてを見てきたんだ。目の奥の暗く沈んだΘへの興味も、僕には見えた」 うん まあ取り敢えず 十六夜くんはめちゃくちゃ気持ち悪い変態でストーカーだって事がわかった。
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