145人が本棚に入れています
本棚に追加
私は十六夜くんの後をついていき、綺麗なマンションの中に入る。受付嬢と目が合う。頭を下げる。
「ここが僕の家だよ」
「綺麗なマンションね。十六夜くん家ってもしかしてお金持ち?」
「うん、まぁ親の仕送りが多いからさ。贅沢に使ってやろうと思ってね」
「ふぅん」
どうでもいいや
そんな事は
どうでもいい。
私ソファーに寄りかかり、ふんぞりかえる。すごく高級そうな生地で作られたソファーは、気持ちいい。
「言っておくけどさぁ」
「Θは結構強力だから、アカネさんに耐えられるとは思わないんだよね。それを承知の上で
「いいから、早く」
私は
急かした
最初のコメントを投稿しよう!