悲憤慷慨のΘ

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私は十六夜くんの後をついていき、綺麗なマンションの中に入る。受付嬢と目が合う。頭を下げる。 「ここが僕の家だよ」 「綺麗なマンションね。十六夜くん家ってもしかしてお金持ち?」 「うん、まぁ親の仕送りが多いからさ。贅沢に使ってやろうと思ってね」 「ふぅん」 どうでもいいや そんな事は どうでもいい。 私ソファーに寄りかかり、ふんぞりかえる。すごく高級そうな生地で作られたソファーは、気持ちいい。 「言っておくけどさぁ」 「Θは結構強力だから、アカネさんに耐えられるとは思わないんだよね。それを承知の上で 「いいから、早く」 私は 急かした
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