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「芸の無い殺し方ね。何だか最近つまんないよ。手を抜いてるんじゃないの?」
僕の部屋に上がり込みながら、失礼な事を言う奴だ。
「これが僕の描いたシナリオさ。まぁとてもシンプルな殺し方だがね。それにアカネは馬鹿だから、僕に自ら『殺されに来た』んだ。任された僕がどう殺そうが、勝手だろ」
「アカネは『キミの力』で死にたがっていたからな。力を借してもらったよ、サキ」
「……こんな事にしか私は使われないのね。友達の縁切るよ?」
サキは右手で首を切るジェスチャーを取る。
「そんな事無いさ」
僕は
笑う。
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