プロローグ

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「優ちゃんの苦手なこちょこちょしちゃうぞ~? マジでしちゃうぞ~?」 次第に息が荒くなる結城。 ハァ…ハァ…もうたまらんでごぜぇます。 …くらいな勢いで。 ハイ、ここで質問タイム! こんなくだらないことに時間を費やすより、もっと有意義に時間を使ったほうがいいだろうか? イエスか?ノーか? イエスが大多数! つか全員! …な感じに無駄だ。 しかし、優が目を覚まさないように、そっと脇に手を伸ばす結城はとても真剣。 そして無事、妹の脇に手が到達する。 あとは、正義のこちょこちょ攻撃をするだけだ。 こちょこちょ~、こちょこちょ~…。 「――――ぶッ!?」 一瞬、結城の“意識が飛んだ”。
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