家にて
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帰った後も昭仁は、一言も話さなかった。 と言うより、部屋から一歩も出てこなかった。まぁ、今に始まった事ではないのだが、こうなると、姉の私でも、手におえない。 だが、まぁ今日は、何時もよりいい方かも知れない。 「昭仁、私だけど、入るよ。」 返事は、ないが、入った。毎回のように机について外を見ながら、たそがれていた。 (あぁ、また、告られたか、テストがやばかったなぁ。 にしても、やっぱ、悩みようちいなぁ。)
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