『泣いた赤オニ』

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「そろそろ止めにしよか?赤。 暗くてよぅ見えん様になってきた。」 その言葉を聞くと赤オニは周りをキョロキョロと見渡しました。 「うん…、そうだね。」 夕暮れ時、寂しい気分になるのはどうしてだろう… そんな事を思いながら 『寝床』に帰ろうと足を進めかけた その時… 遠くから立ち登る一本の煙が目に入った事で 赤オニは歩み始めた足を止めました。
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