『泣いた赤オニ』
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(なんだろう?) 赤オニは一本の煙を目で追いながら首を傾げていました。 「ん?どしたん?」 赤オニが棒立ちしている姿に気付き青オニがゆっくり近づいてきました。 「ん?いや…あれ…なんだろ?」 赤オニは煙を指さし、言いました。 「ああ…、『人間』やな。」 「『人間』?」 「ああ。焚き火でもしとんのやろ。」 「へ~、人間かぁ。」
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