第3章

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 初めて、人を好きになって、初めて、失恋して。一晩中泣いた。  春休みはバイトも朝から入れるけど、行きたくないから、じいちゃんに頼んで予備校に通わせて貰った。  予備校は課題も多くて、合間に友達と買い物に行ったり、忙しくしてた。  気がつくとぼーっとしたりして、芹沢さんのことをやっぱり考えてしまうから  自分なりに忘れる努力をしてたんだ、ずっと…  新学期になると、もう受験一色で…。  いくら学校に内緒でも、流石にバイトは続けられないから、4月いっぱいで辞めようと思って、バイトが終わってから、マスターと話してた。
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