更なる悲劇

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組み付かれそうになるも鉄パイプを盾に相手を抑える。 しかし、怪我人とは思えないような強い力でそれを押し返し、服を掴んでくる。 「離せ!」 渾身の力で前蹴りを放つと下腹部に命中し、ヨタヨタと後退する。 相手が離れた隙を見て、ソイツとは逆方向へと疲労困憊の体に鞭打ち走り出した。 すでに日は落ちはじめ、闇がすぐそこまで迫っていた…
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