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「じゃあ行きますよ!!」
俺は彼女を引っ張り、道路を突っ走って行った。
(ッチ、ダメだ・・・この状況で絶望してるとか終わってるだろ?とにかく現状は把握できたし、俺さえ生き残ればいい)
「あぁ・・・私も死んじゃうんだ・・・」
ダメだこの女、所詮ここまでの人間か・・・・・
「ガァー!!ガァー!!」
ッチ!!何だあの鴉、目は真っ赤かで声は通常より濁って鳴いてやがる!!間違いなくやばい感じに仕上がってるな!!
「あ・・・」
俺は後ろを見たら、彼女が鴉の標的にされていた。
「バーナーを使ってください!!火器を浴びれば奴等も後退するはずです!!」
俺は全力で彼女に指示したが動かなかった。
「ッチ!!ダメだな・・・もう死ね!!」
俺は彼女の右手に持っていたバーナーを奪い、彼女の背中を蹴り、鴉の的にさせた。
「悪いな、俺は自分が生き延びるので精一杯なんだ。」
「ひ・・・ど・・・い・・・」
恐らく今後もこんな感じで生き延びるんだろう、恐らく醜く生きなければ自分がやられる・・・・・・
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