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取り合えずあの女性は鴉の餌食になった、そしてもう恐らく生きていないだろう。
「うわぁ・・・ありゃ食欲無くす光景だな・・・」
背後の女性が多少気になっていた俺は振り返って確認したが、そこには全身突付かれ穴だらけの女性の変死体が居た。
「まぁ・・・ゲームが正しいなら、このまま放置しとけばあの人もゾンビ化するって事かな?」
俺は周囲の鴉の存在を思い出し、道路を突っ走り安全地帯を探し我武者羅に走った。
「さてさて?あの女性はっと・・・・!!」
オイオイ、冗談止せよまだ30分も経ってないぜ?
俺の見た光景は想像を超えていた、ゾンビ・・・つまり生きた屍は意識を失い攻撃本能が発達し時間と共に皮膚が腐敗していくのかと思ったが・・・
「グァーーー!!」
俺から50m離れてた地点に取り残した彼女は目を真っ赤にさせ、皮膚は30分も経たずに腐敗していた。
「オォ!?」
するとその女性は俺を見ているのだろうか?徐々にこちらへ前進してきた。
「ヤバ!!」
俺も自分の安全を確保するために自宅へと戻って行った。
・・・そして自宅へたどり着く前に俺は、初めてゾンビと戦った。
そう、それはあの女性だった。
「グァ!!グァ!!」
早い!!ビックリするだろ?女の歩行速度は男子より速いにしても、走行がここまで早いと市民大会ぐらいなら軽く1位狙えるんじゃねぇ~か?
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