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ん…あぁ…。目が覚めると、あたしは知らない部屋で寝かされていた。そっか…倒れたんだ、私。何となく倒れた理由も分かる
すると、ガラガラっと戸が開いた。「お目覚めになりまたか?美空(ミク)さん?」綺麗な顔付きの女が、あたしにそう言った
「あ、はい。ありがとうございます。」「では、ここで働いてくださいな?」「は?」あたしがそうなるのも、言うまでもなく…「いや、だから働いてください。住み込みで寺掃除と園庭の手入れ、三食ついて…日給8000円ね。どうかしら?」
「えっと…ですから、私は…」「旅でしょ?顔に書いてあるわよ。私も若い頃したわ。で、どうするの?お金もないみたいだしぃ…」なんだか、見透かされている、みたい。「あ…えっと…じゃあ働きます。働かせてください」
そうして、決まった初バイト。上手く行き過ぎて怖いくらいだった。その内不幸になる事を決意し今をめーいっぱい楽しむ事にした。久々の布団は温かい
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