37人が本棚に入れています
本棚に追加
ジャンヌ「あぁ、ごめんねマルシェちゃん。えっと……紹介したい人がいるんだけど、出て来てくれない?」
ジャンヌが言った後、少し間を開けてマルシェが言った。
マルシェ「……わかっ……た。……着替……えるから……外……で……まっ……て」
その言葉を聞いてジャンヌとセルシアは外に出た。
外に出て直ぐ、セルシアがジャンヌに話しだした。
セルシア「……誰にも見つからないって、寂しく……ないんですかね?」
神妙な顔で言ってくるセルシアにジャンヌも真剣な顔で答えた。
ジャンヌ「……そうね。でもね、1人でもわかってくれる人がいれば救われるんじゃない?私もそうだしね」
セルシア「そうですね。私もお姉様がいたから救われましたからね」
笑顔で答えたセルシア。でも『マルシェ様にその様な方がいるんですか?』とは何となく聞けなかった。……が
ジャンヌ「ふふっ。心配しなくても大丈夫よ。そろそろ来るみたいだから」
心を読まれた様な感覚に驚いたセルシアだったが。マルシェの部屋の扉が開き、マルシェが出てきた。
マルシェ「おまた……せ……私……は……マルシェ……アマリリス……よろし……く」
地味な色の服を着たマルシェはセルシアに恐る恐る手を出しながら挨拶をした。
セルシア「はっ初めましてマルシェ様。私はセルシ……ア?」
挨拶をしながら握手をしようとした瞬間。マルシェはまた顔を真っ赤にしながら消えてしまった。
セルシア「マルシェ様!?」
驚くセルシアの後ろを笑いながら指差すジャンヌ。ジャンヌが指した方をセルシアが見るとそこには1人の男がいた。
????「あれ?ジャンヌさんこんにちは。そちらの方は新しいハンターさんですか?」
その男は実に爽やかな笑顔で言った。
最初のコメントを投稿しよう!