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アーサー達が村を出て一ヶ月近くが過ぎた。ジャンボ村の酒場ではジャンヌが1人お酒を飲みながら、カウンターに立っている見慣れない少女と話していた。
ジャンヌ「もう一ヶ月か……皆、もう着いたかな?」
エア村に行った四人の顔を思い出しながらジャンヌは言った。
???「マリアちゃんがいなくなったのは寂しいです……って、言いますか!?私が寝込んでる間にいなくなっちゃうなんて白状者です!?しかも、アーサーさんとフレイヤさんには結局会ってすらいませんし……」
ジャンヌは『あはは……』と苦笑いを浮かべながら
ジャンヌ「まぁ《パティ》ちゃんは仕方ないわよ。風邪を拗らせてたんだし……しかも、治ったのはマリアちゃん達が行ってからさらに一週間がたったころだし」
パティは今にも泣き出しそうな顔をしていた。ジャンヌはかなり困っていた……そんなとき
????「あの~……今日この村に来たんですけど、在住許可と狩猟許可をいただけますか?」
まるでお姫様みたいなピンクのドレス(良く見ればそれはハンターの装備だと分かる)を着た美少女が立っていた。
ジャンヌは『綺麗な子ねぇ~』と思いながら笑顔で見ていた。パティは『はぃ!ではこちらに……』と、さっきまで泣き出しそうな顔をしていたのが嘘の様に笑顔で説明をしている。
美少女がジャンヌの隣りに座りながら書類を書く、パティが書き終えた書類を受け取りながら……
パティ「セルシア・チェリー・ブロッサムさんですね。よろしくお願いします」
セルシアと呼ばれた美少女は『こちらこそよろしくお願いしますわ』とスカートを持ちながら優雅に挨拶した。
ジャンヌ「はじめまして。セルシアちゃん。私はジャンヌと言います。私もハンターやってるのよ~仲良くしてね」
ジャンヌの言葉に『こっ、こちらこそ』と少しぎこちなくない挨拶した。その後『だっ、ダメよ……私には……』とブツブツ言っている。頭に?を浮かべながらジャンヌはセルシアが何故この村に来たのか聞いた。
ジャンヌ「セルシアちゃんは、やっぱり村の噂を聞いて来たの?」
セルシアはバッと顔を上げるジャンヌが男なら惚れてしまう様な極上の笑顔で答えた。
セルシア「噂と言えば噂です。あの……ジャンヌ様は……その……フレイヤお姉様をご存じですか!?」
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