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「貞勝!」
「大丈夫です!さあ、退きましょう。」
「うむ。秀満!首は次回頂く!全軍退くぞ、二条へ向かえ!」
虎のような目つきで秀満に怒鳴り、信忠と貞勝は退いていった。
信忠隊の統制も見事なものである。
退却の合図とともにスルスルと戦線を離脱していった
「信忠様……。全軍進軍。目標は二条じゃ。光忠殿は兵を率い妙覚寺へ。休まれよ。」
秀満は負傷した光忠を妙覚寺守備隊として兵五百とともに残し、自身は残りの兵を率い信忠の後を追った。
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