黒の少年

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澄みきった青い空が、小さな街を包んでいた。 都内から数十Kmほど離れている郊外には、程よい緑と灰色の建物が連なっている。 あの悪夢の様な夜からすでに11年の歳月が流れていた。 あの日、赤子は何とか一命を取りとめた。
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