ギャップ

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今日は9月1日 いわゆる 二学期初の登校。 久しぶりに 皆に会える日だと 思うとワクワクしてきた。 しかし、この日は 生憎の雨 気分は鬱気味だが 生きていこう。 そう思って学校に行き 友達に 「おはよう」と言った。 だが、 返事は来なかった・・・ 何故? クラスの友達は 僕から離れて行き 陰口を言っている。 丁度そのとき、 先生がきた 「おはようございます」 と先生に言ったのに、 「・・・」 返事がまた来なかった。 「何?何で?何故?」 不安が募る 自分なりに考えてみた。 顔?体?体臭? そう考えると また自然と 涙が溢れ落ちた。 確かに、 顔、体、体臭は アレだけど、 あの犬に 生きる意欲を貰ったんだ。 人間という 動物には嫌われる。 それは仕方がない。 けど、 犬には好かれるんだ。 そう 心に強く思っていた…。 その日の帰り道、 あの犬に出会った。 ぼくは、 偶然手に持ってた パンをあげた。 なのに・・・ 激しく吠えられ 手を噛まれた・・・。 同時に 目の前が真っ暗になった。 泣きたくなった…。 でもここで 泣くと全てが駄目に なる気がして 必死にこらえた。 自然と笑ってた。 もうこの世が どうだっていい。 利用価値がない 人間はいなくなれば 良いのだ。 アハハハハハハはは… 自暴自棄になっていた。    
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