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かっさらいたいほど大好きで
だけど
かっさらえないほど大切だったんだ
君と出会ったあの日
僕は本気で
これは“運命”なんだと
そう思えたよ
当たり前のように
僕は君に恋をして
君を手に入れたくて
君を笑わせたくて
君を抱きしめたくて
僕は本当に必死だった
君に振り向いてもらいたくて
君にそばにいてほしくて
君に触れてもらいたくて
僕は
君の一番でありたかった
君のことを
一番近くで守りたかった
ごめんな
こんな弱い僕で
あの時の僕らは
何もかもが未熟で
何もかもが中途半端だった
周りに支えられなきゃ
何も出来ない自分が歯痒くて
悔しくて
それでも精一杯
君を守りたかった
離れた君の手を
握り返せる日は
もう来ないけど
でも
忘れないで
あの日僕らが出会い、
惹かれあったのは
決して間違いなんかじゃない
僕らは
恋に落ちる運命だった
一緒に笑いあったこと
喧嘩して言い合いになったこと
手を繋いで帰ったこと
キスをしたこと
僕らにとって
一緒に過ごした日々は
夢でも戯れ言でもない
振り返れば
確かにそこにあるのだから
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