3人が本棚に入れています
本棚に追加
「ん?もしかてやっとくっついた?」
隣りの席の恭介が康介に顔を近付けて来た。康介はいいや、と軽く首を横に振る。
「どこからどう見てもお前ら付き合ってるように見えるけどな」
康介もそう思う。
どう考えても、真里亜と1番親しくしている男は自分だ、真里亜が俺に好意を持ってくれているようにも感じるし………
「では問2を………佐々岡!!」
数学教師に当てられたことに気付かず、康介は頬杖をついて真里亜のことばかり考えていた。
「佐々岡!!!!」
「はぃっ!?」
ハッと顔を上げるとクラス全員の顔がこちらを向いていた。
真里亜もこちらを向いていてニッコリと微笑んでいた。
最初のコメントを投稿しよう!