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「お前そろそろマジで告白しろよ」 HRが早めに終わり、サッカー部の部室にはまだ誰もいなかった。 ゆったりと着替えながら恭一が言う。 康介はスパイクの紐を結び直しながら恨めしそうに恭一を見上げた。 「そぉは言っても自信がねぇんだよ」 「自信?!今更かよ?」 「友達関係が長過ぎたからさ…もしフラれたら気まづいだろ」 恭一は着替えの動作を止め、口をポカンと開いている。 「学校で1番と言える位のモテモテなお前には分からないだろーな」 恭一を再び見上げると、相変わらずポカンと口を開いたままである。そんな顔さえも、整っている。恭一の男らしく積極的な所がモテる要因だと思うが、雑誌から飛び出して来たかのようなこの憎らしいまでに整った顔も間違いなく女を寄せ付けているのだ。 「お前ヘタレだな~」 恭一がやっと口を開いたかと思うと、康介の心をえぐるような鋭い一言。 「ぅるせぇ」
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