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「うーん…!!終わったぁ✨」
みんな一斉に背伸びをした。ある少女は青空に向かって言った。
「はぁ💨
やっぱりいつになっても
始業式は始業式。
疲れるわぁ⤵⤵
校長の話はやったら長い上に
意味不明やしさ💢なぁ??」
「まぁまぁ、真琴。
始業式は仕方ないよ。
式だもん(^-^;」
「あんたの
おじいちゃんやもんなー。
かばって当然。」
「桜ッ!!その言い方やめてよ。
それにその事は
言わないって約束でしょ?!」
「はいはい💧」
校長の愚痴を言ってるのは
中学二年、柚川 真琴。
そしてそれを違う話題に
変えようとした
同じクラスの加藤 麻紀。
この子は今年に入って
急激に真琴と仲良くなった。
何でも話せる仲だ。
ちなみに校長の孫に当たる。
その事は秘密なのだが
真琴と昔からライバルだった
口数の減らない金子 桜は
知っている。それを知ったのは
ほんのささいな疑問から
始まった。
―それは加藤 麻紀が
転校してきた時の事―
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