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すると黙っていた麻紀が急に口を開いた｡
｢ごめん｡私､前の学校でいじめられてたの…｡学校もいっつも休んで､でもおじいちゃん､ここの校長先生がうまくしてくれて､この学校に｡｣
｢えっ!!おじいちゃん?!｣
｢あれが?!若く見えんですけど?!｣
｢まぁね｡もうすぐ定年だけど…｣
｢そうなんや…｣
すると桜が悪びれるように言った｡
｢悪かったわ｡そんな事情があったなんて思わんくて…｣
｢ううん｡私が表でそんなことしてたのが悪かったんだし｡でも…言ったのはあなたたち２人が初めてだから｡黙っててよね??｣
｢うん｡わかった!!｣
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